内容説明
本書は主としてイギリスそしてドイツに関しての、著者の二回にわたるヨーロッパ訪問のさいの話題について語ったものと、著者がこれまで研究してきたイギリスの自由思想家の逸話などある一面を取りあげ、それを通じて彼らの思想の一端を描いたものから成る。
目次
『老松鶴舞』
回想のフンボルト城館
I am a free porter
イギリスの生活雑感
イギリスの図書館探訪
イギリスにおける日本―主として『タイムズ』紙の記事を中心に
ジョン・ステュアート・ミルの早期英才教育
ミルの『自由論』と日本
ミルと森有礼における婦人解放の実践
ミルと理想選挙〔ほか〕