出版社内容情報
性差、性比、ジェンダーの視点から再検討。
内容説明
本書は、発展途上国ならびに先進国(主として日本)における人口動態ならびに人口構造のいくつかの側面をとりあげ、それらを性差、性比、ジェンダーの視点から再検討し、日本の人口研究に新しい視点を定着させると同時に、ジェンダー的視点をもった他の研究分野の実証研究の発展にいささかなりとも寄与することを目指したものである。
目次
第1章 ジェンダー的視点からみた人口問題
第2章 ジェンダー問題としての出生性比―アジア諸国からの考察
第3章 途上国における死亡の男女格差
第4章 ジェンダーと途上国の人口移動
第5章 ジェンダーと途上国の出生力転換
第6章 ジェンダーと先進国の出生力転換
第7章 日本における結婚市場の分析
第8章 男性の家庭役割とジェンダー・システム―日米比較の視点から
第9章 日本における高齢化とジェンダー
第10章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツと現代社会
著者等紹介
阿藤誠[アトウマコト]
国立社会保障・人口問題研究所所長。ミシガン大学社会学博士
早瀬保子[ハヤセヤスコ]
日本貿易振興会アジア経済研究所研究主幹。日本女子大学学術博士
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