内容説明
本書は、国土政策や地域政策について、著者が1986年から96年の10年間にわたって、各地での講演、いろいろな雑誌での論文やエッセー、新聞で掲載された論文をまとめたものである。第一編は、東京一極集中型と特徴付けられるわが国の国土構造の実態とその問題点、これを解決するための国土政策のあり方について論じたものである。国土政策については、次期全国総合開発計画のキーワードとなっている地域連携軸と広域国際交流圏について、その理論的かつ思想的背景にふれながら、いろいろな機会で論じたものである。第二編は、地方経済の実態と地域政策について論じた。これは、大きく三つに分かれている。一つは、地方で成長の極となっている中枢・中核都市について、その成長のメカニズムについて論じるとともに、今後の方向性についてふれた。二つには、工業立地の展開について述べるとともに、地域経済との関連について考察した。第三は、九州を事例とした二一世紀の地域戦略について、いろいろな機会で研究したものの成果を論じたものである。
目次
第1編 国土構造と国土政策(第1章 これからの国土政策について;第2章 広域経済圏と地域連携軸)
第2編 地方経済と地域政策(第1章 地方中枢・中核都市と地域政策;第2章 工業立地と地域経済;第3章 21世紀の九州の地域政策)
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