内容説明
本書は京都大学文学部地理学教室に学び、現役として研究と教育に従事している教員の有志が、「大都市圏研究」を共通テーマとして執筆した論文を集成したものである。
目次
D 文化・アメニティ(都市近郊景観の保全と創造―和歌の浦の訴訟と景観の真正性;「娯楽の殿堂」の軌跡―高度経済成長期における東京郊外の遊楽空間;ツーリズムから見た世界都市パリ ほか)
E 生産・サービス(首都圏周辺部の内陸工業地域の形成と変動―栃木県工業の労働力構成による分析;アトランタ大都市圏の多核化とオフィス立地;ミネアポリス‐セントポール大都市圏における小銀行存続の空間的様相 ほか)
F 管理・制御(アメリカ大都市圏の政治的分節化と公共選択論―ティボー仮説をめぐって;中国大都市の市区‐郊区制にみる城郷システム;都市・農村関係モデルとしてのハノイ―都市化とドイモイ以降の農村変化 ほか)