内容説明
年間22章にわたる本書での講義を通じ、本質論、地域論、都市、農業、工業、民家、歴史地理、古地図等々にまたがる「人文地理」の領域の広さとその相互関連の仕組みを、十分理解していただけると思う。
目次
人文地理学の歩み
人文地理研究のいろいろな道筋
「地域」の意味するもの
大阪市の北郊千里丘陵の変貌
地域開発と国土計画
砂漠にいどむ
琵琶湖の水位低下と環境変化
都市の成長と内部構造
大阪都市圏の構造
都市化に対応する村落
戦後日本のエネルギー問題
農山村における地域の活性化
熱帯農業の変容
200海里体制下の世界の水産業
工業立地をめぐる諸問題
近畿圏の工業地域
地方中規模都市の中心商店街
民家の諸相
古代日本の都市と農村
江戸と城下町のプラン
琵琶湖疏水のあとさき
大航海時代と世界地図