内容説明
本書の意図するところは、世界の農耕技術とそれが支えるさまざまな農耕文化に関する第一線の研究業績と全体的展望を全巻のなかにもりこんで、読者におくりたいということである。そのために、全8巻で世界とわが国の農耕をめぐる今日的課題をほぼ網羅するように構成している。各巻に収録した数篇ずつの論文や報告はそれぞれ独自のテーマを叙述しているが、その多くが今まで類書には取りあげることのごく少なかった分野のものであることに注目していただきたい。
目次
1 昭和戦後期における民間稲作農法の展開
2 千葉県三芳村、樋口さんの米つくり
3 技術の変遷と普及―果樹研究の現場から
4 現代の農業と肥料の問題―肥料セールスの現場から
5 現代の農業と農薬の問題―稲作農家の防除意識をめぐって
6 丹波の谷間の農の暮らし
7 東北冷害の現場から
8 わが国における稲作の未来像を考える
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