出版社内容情報
本書は,体育と体育社会学を学ぼうとする人たちに対し,体育社会学的思考の広がりとその特徴を理解することによって,体育をどのように捉え,何を批判し,何が可能になるのかを考えるためのテクストである。多様な体育的事象についての社会学による分析・考察に加え,体育DXやSDGsの観点からも体育を論じている。
【目次】
目次
第1部 学校体育の理論と実践(学校体育の価値と制度;学校体育と生涯スポーツ;体育教師論;運動会と体育;子どもの成長と体育;保健と体育をめぐる性―“包括的保健体育科教育”を構想して)
第2部 学校運動部活動の現在地(学校運動部の歴史的展開;学校運動部と地域社会;運動部におけるハラスメント;運動部文化の特徴と課題;指導者論のこれまでとこれから)
第3部 社会体育と生涯スポーツ(社会体育の誕生と生涯スポーツ論の系譜;地域におけるスポーツ政策とスポーツ行政;地域クラブ論;まちづくりとスポーツ)
第4部 これからの体育を考える(社会的格差を超えて―不登校児童生徒の支援と体育;体育と事故;すべての人の共生に向けて;体育DXの展開;ウェルビーイングに向けた教育―SDGsをスポーツから考える)
第5部 体育社会学の理論と方法―体育社会学研究の批判的検討(体育社会学の理論;体育社会学の方法論)



