目次
序章 スポーツ倫理学を学ぶために スポーツ倫理学とは何か
第1章 大学スポーツの倫理学 エシカルリーダーへの成長の機会とは
第2章 勝利至上主義の倫理学 勝利至上主義は悪なのか
第3章 遺伝子ドーピングの倫理学 なぜ遺伝子ドーピングは許されないのか
第4章 スポーツと暴力の倫理学 暴力はスポーツ文化の構成要素か
第5章 体育授業の倫理学 体育の授業は何を教えてきたのか
第6章 運動部活動の倫理学 部活は何を生み出してきたのか
第7章 スポーツジェンダーの倫理学 スポーツ界のジェンダー・バックラッシュはなぜ起こるのか
第8章 オリンピックの倫理学 オリンピックは歴史的使命を果たし終えたのか
著者等紹介
友添秀則[トモゾエヒデノリ]
環太平洋大学教授。博士(人間科学)。香川大学、早稲田大学教授を歴任。倫理学や教育学の観点から、スポーツと人格形成について研究してきた。これまで座長として「スポーツ団体ガバナンスコード」(スポーツ庁)などの作成に関わり、日本スポーツ教育学会会長、スポーツ庁スポーツ審議会委員、文部科学省文化審議会委員、日本オリンピック委員会常務理事、日本スポーツ協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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ドーピング倫理愚行権と自己決定権 スポーツ本質論の不確かさ 勝利至上主義 促進者としての対戦相手観 遺伝子ドーピングと新優生学の懸念 生命倫理と接続するドーピング問題 運動部活動の功罪両面性 ブラック部活動という警鐘 不可避でない重大事故の防止義務 不祥事における連帯責任の是非 ジェンダー・バックラッシュ パターナリズムと性差の科学言説 オリンピック理想と商業主義の狭間 eスポーツにおける反則概念の変容 AI審判と試合の面白さのジレンマ 体育における能力主義と排除構造 スポーツ・インテグリティ概念の拡張2025/04/28