出版社内容情報
2004年にNBAのデトロイト・ピストンズを優勝に導いた著者が,それまで培ってきたディフェンスの理論を体系的に整理。原則的な考え方,指導のアイディア,練習ドリルがわかりやすく解説されている。競技をディフェンスの側面から見直し,自分のコーチングのスタイルを再構築するうえでの一助となる良書。
目次
第1章 ディフェンスに対する考え方
第2章 コーチングの考え方と指導の原則
第3章 ディフェンスの原則
第4章 トラップディフェンス
第5章 オフボールスクリーンのディフェンス
第6章 オンボールスクリーンのディフェンス
第7章 特殊なシチュエーションにおけるディフェンス
第8章 プレッシャーディフェンスとゲームに向けての準備
第9章 練習ドリルと練習計画
著者等紹介
ブラウン,ハーブ[ブラウン,ハーブ] [Brown,Herb]
1936年生まれ。殿堂入りしている著名なコーチである、ラリー・ブラウン(Larry Brown)は実弟。1957年にバーモント大学を卒業。1960年にC.W.ポスト・カレッジのアシスタントコーチとしてコーチ業を開始し、1964年に初めてヘッドコーチとなったニッカーボッカーリーグのサニー・ストーニー・ブルックを3シーズン目の1967年にチャンピオンに導き、またこの年にコーチ・オブ・ザ・イヤーを獲得している。1976年から1978年まで、NBAのデトロイト・ピストンズのヘッドコーチを務め、チームを2度のプレイオフ出場(1976年と1977年)に導いている。NBAのチームではその他、ポートランド・トレイルプレイザーズ、ヒューストン・ロケッツなどでアシスタントコーチを務めた。またスカウトとしても手腕を振るい、1992年、1993年のシカゴ・ブルズの優勝に貢献した。また、CBAやWBAのチームのヘッドコーチとしても活躍し、いずれでもチャンピオンシップを勝ち取り、コーチ・オブ・ザ・イヤーを手にしている(最終的には6回のコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞している)
日〓哲朗[ヒダカテツロウ]
1953年鹿児島県生まれ。1976年東京教育大学卒業、1981年筑波大学大学院博士課程単位取得の上退学。元千葉大学バスケットボール部監督。千葉大学名誉教授
恩塚亨[オンヅカトオル]
1979年大分県生まれ。2002年筑波大学卒業、2011年早稲田大学大学院修士課程修了。2024年オリンピックパリ大会バスケットボール女子日本代表監督。現在、東京医療保健大学女子バスケットボール部監督
長門智史[ナガトサトシ]
1979年石川県生まれ。2002年筑波大学卒業、2004年同大学院修士課程修了。現在、学校法人名古屋学院名古屋中学校・高等学校教諭、同高校バスケットボール部監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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