内容説明
「復興五輪」を語り継ぐことで、被災地の人々に思いをはせ続ける。「大会招致のための方便」「大会推進側による被災地への押し付け」―それは間違いではない。だが、では被災地の人々は大きな権力に翻弄されるだけだったのか?「復興五輪」の2つの役割の観点から、被災地の人々の主体性を問う。
目次
第1章 被災地から「復興五輪」を問う
第2章 「復興五輪」の制度設計
第3章 被災地メディアに見られる「復興五輪」
第4章 復興ありがとうホストタウンと被災地の論理
第5章 2021年の被災地から
終章
著者等紹介
笹生心太[ササオシンタ]
東京女子体育大学准教授。1981年埼玉県生まれ。専門分野は、スポーツ社会学。宮城県内の大学に勤務している際に震災に遭遇。以後、現任校に異動してからも継続して被災地に足を運び、「スポーツを通じて地域社会を良くする」ための研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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