出版社内容情報
子どもに運動を指導する際、どこに難しさがあるか、どんな動き方を学習目標に設定すべきか等の課題を運動学の理論に基づき考察する。
内容説明
子どもにとってどのような難しさがあるか。どんなレベルの動きかたを目標とするか。どういう学習の道筋をつくってあげられるか。あなたの運動指導、「外形的に唯一正しい」動きを決めて欠点を指摘するだけの指導になっていませんか?
目次
第1章 子どもに運動を教えることは難しい(指導すべき「正しい」動きとは何か;子どもの感覚を理解できるのか;子どもの世界を理解する手がかりはどこにあるか)
第2章 運動学の理論を指導に活かすとはどういうことか(自転車乗りの指導;障害児の水泳指導)
第3章 運動学の理論に基づいた子どもの運動指導(水泳の指導;長なわとびの指導;ハードル走の指導;走り高跳びの指導;リレーの指導;投げる・捕る動きの指導;打つ動きの指導)
終章 系統的な運動指導を考える―結びに代えて(学習内容の発展をめぐる問題;個別的内容と共通内容をめぐる問題;指導内容の共通性と多様性)
著者等紹介
三輪佳見[ミワヨシミ]
宮崎大学教授。専門は運動学。博士(コーチング学)。約40年間、子どもの運動指導に携わる。大学院生時代の幼稚園の非常勤講師を皮切りに、大学教員になってからも体操競技のジュニア選手養成、そして附属学校園の児童・幼児を中心としたスポーツ・体操教室で指導している。日本スポーツ運動学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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