出版社内容情報
パンデミックに負けない「強くて優しい社会」をつくるために、新型コロナとの2020年を帝京SPHが科学的に検証する。
内容説明
過ぎ去れば終わりではない、検証し、教訓を活かし、今後に備える。必要なのは、この繰り返しである。パンデミックに負けない強くて優しい社会をつくるために公衆衛生を学び・教える私たちが伝えたい2020年のこと。新型コロナに関する12の科学的検証と教訓。
目次
世界はどう動いたのか?―コロナ対策の国際比較
日本は成功したか?―「日本モデル」と「ファクターX」の検証
保健所はなぜ逼迫したのか?―保健所をめぐる諸問題
検査拡大で防げたか?―PCR検査の是非
医療崩壊をどう防ぐか?―パンデミックに強い地域医療の在り方
彼らはなぜ表に立ったのか?―専門家が直面した壁
必要な情報は届いたか?―リスクコミュニケーションの観点による発信者別のメッセージ
公衆衛生政策で経済は死ぬか?―感染症対策との両立
論文をどう活かすか?―COVID‐19パンデミックへの対応から見えた課題
孤独や孤立をどう防ぐ?―コロナ禍でのソーシャル・インクルージョン〔ほか〕
働き方はどう変わる?―テレワークにおける健康問題
教育はどう変わる?―ポスト・コロナにおける課題と選択
新型コロナ対応を踏まえたこれからの公衆衛生教育(オンライン座談会)