出版社内容情報
少年時代の錦織選手の指導にも携わった著者が、選手の長期的な育成法、「相手の出方を読む洞察力」=“戦略脳”の育成法を紹介。
柏井正樹[カシワイマサキ]
島沢優子[シマザワユウコ]
内容説明
テニスの魅力に取り憑かれ、「1万人にひとり」の才能に翼をつけた!体育大出身でも、元トップ選手でもない男が錦織圭を指導した、8年間の軌跡。
目次
第1章 錦織圭の翼(「ナイス!卑怯」;圭との出会い ほか)
第2章 伝える力(「目の前で絵を描くように」しゃべる;スズメの警戒音がわかる子ども―五感を鍛える ほか)
第3章 僕の原点(僕の原点;僕が圭をつぶさずに済んだ理由 ほか)
第4章 戦略脳を育てる(負けん気は「殺人者の本能」;負けん気は育てられるか ほか)
第5章 モチベーションを上げる(腹筋ナイフ;引きずらない理論 ほか)
著者等紹介
柏井正樹[カシワイマサキ]
1960年島根県松江市出身。四国学院大学文学部福祉学科で勉学に励みながら、大学のテニスサークルに所属して競技生活をスタート。大学卒業後は高松市のテニススクールの契約コーチ、丸亀テニスクラブのヘッドコーチとして働きながらコーチ経験を積む。89年に松江市でカシワイテニスサービスを設立し地元島根でのコーチ活動をスタートさせる。91年よりグリーンテニススクールを主宰。95年から8年間、錦織圭選手の指導に携わった。グリーンテニススクール/カシワイテニスサービス代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuko
2
島沢優子さん構成 対戦相手との駆け引き : 相手の出方を予測し、裏をかく練習を小さい頃から積んでいたようだ。「ナイス卑怯」って面白い言葉がけ! キツい練習も楽しく行えるよう工夫された柏井さん独自のメソッドが面白かった。ボールセンスとゲームセンスね~ 黙々と走ったり泳いだりするスポーツより、何故、ネットを挟んで相手と打ち合うスポーツや、どこに投げたら次のバッターを討ち取れるかなどを考えるほうが好きだったのかが腑に落ちた。かなりの卑怯者だったのね、私は(笑)大昔の話ですよ。ワクワクしたな~。 2016/10/05
鳥義賊
1
「ナイス卑怯!」ってステキ(笑)。テニスを戦略ゲームとして捉えたら、こういう発想を育てるのって重要ですよね。錦織圭クンって、部活や体育会では生まれてこなかった存在なのでは。2018/06/12