出版社内容情報
自チームや相手チームを分析し勝利に導く「スカウティング」理論や分析方法、理論を基にしたスキルやドリルを紹介する。
内容説明
普段の練習で、スキルを磨くためにただ本数を重ねたり、コーチの意図を理解せずにただ指示どおり動いていないでしょうか?本書では、そのような練習ではなく、「試合での課題は何か」を理解して練習に取り組むことがプレーの質を高めると考え、著者がアナリストとして経験してきた中から、中・高校生にも実施可能な「スカウティング」の原理・原則やその理論に基づく練習方法を図表とともに解説しています。
目次
第1章 ゲームに勝つための戦術と戦略(バレーボールにおける戦術と戦略;バレーボールの戦術の立て方)
第2章 スカウティングを知る(スカウティングの目的と重要性;スカウティングの流れ;スカウティングの種類;準備するもの(道具))
第3章 スカウティングを実践する(収集する;分析する;伝達する)
第4章 情報を活かした練習プログラム(データの活かし方;基本のドリル;負荷をかけたドリル;試合を想定したゲーム練習)
著者等紹介
吉田清司[ヨシダセイジ]
筑波大学体育研究科修士課程修了。1988年ソウル五輪全日本女子バレーボールチームコーチ、1997年オーストラリア男子バレーボールチームコーチ、2008年北京五輪全日本男子バレーボールチームアナリストを務め、2008年FC東京バレーボールチーム監督、2009年東アジア競技大会全日本男子バレーボールチーム監督を歴任。現在、専修大学スポーツ研究所教授、日本バレーボール学会理事、日本コーチング学会理事として教育・研究に研鑽を積むとともに、FC東京バレーボールチーム副部長・総監督、さらには日本バレーボール協会科学研究委員会委員長、日本オリンピック委員会情報・戦略スタッフを務め、研究と選手育成の架け橋として多方面に活躍している
渡辺啓太[ワタナベケイタ]
バレーボールアナリスト。筑波大学人間総合科学研究科修士課程修了。専修大学在学中からアナリストとして活動し、柳本晶一氏に請われ日本初のナショナルチーム専属アナリストに抜擢。2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪で全日本女子バレーボールチームアナリストとして帯同し、ロンドン五輪では日本バレーボール界28年ぶりの五輪メダル獲得に尽力。2010年にはイタリアトップリーグへアナリスト留学し、各国のアナリストと交流をもち、日々、世界トップの情報を入手し、バレーボールにおけるデータとテクノロジーの有効活用のために研鑽を積んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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