出版社内容情報
ジュニアのスポーツを取り巻く多くの問題を欧米の研究に基づいてわかりやすく解説する。
内容説明
わが国のスポーツ界において、ジュニア世代の選手をいかに指導していくかは、現代の重要な課題となっています。特に、競技力を高めるというだけでなく、子どもたちの豊かな心を育み、また心理的、社会的適応度を高めるために、スポーツとどのように関わせていけばよいのかについては、多くのスポーツ関係者が、強い関心を寄せているのではないでしょうか。本書はこのような課題に対して、科学的な知見に基づいた議論や提案を行っています。
目次
スポーツを始める適切な時期:動機づけ的、情動的、認知的要因
臨界期はスポーツ技能の学習を始める時期を決定するか?
子どものスポーツ社会化:家族およびジェンダーの影響
スポーツによる子どもの心理社会的発達:親および仲間の影響
ジュニアスポーツにおけるコーチ行動の研究と介入
子どもの社会的評価と競争過程:その発達的観点
ジュニアスポーツにおける動機づけ雰囲気
子どもの有能感:コーチおよび親に対する示唆
ジュニアスポーツと生活経験の向上
ジュニアスポーツにおける熟達:知識と技能の関係
ジュニアスポーツにおける子どもの不安
ジュニアスポーツと人格の発達
著者等紹介
スモール,フランク[スモール,フランク][Smoll,Frank L.]
ワシントン大学
スミス,ロナルド[スミス,ロナルド][Smith,Ronald E.]
ワシントン大学
市村操一[イチムラソウイチ]
東京成徳大学教授・筑波大学名誉教授
杉山佳生[スギヤマヨシオ]
九州大学健康科学センター准教授
山本裕二[ヤマモトユウジ]
名古屋大学総合保健体育科学センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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