内容説明
感染症で多くの人が死亡していた時代にかわって、現在のわが国では、がん、心臓病、脳卒中などを中心とした生活習慣病を克服することが大きな健康課題となっている。生活習慣病を予防するためには、私たち1人ひとりが健康な生活習慣を築くことが重要である。言いかえれば、将来、健康で豊かな人生を送れるかどうかは、自分自身の生活習慣にかかっているのである。本書では、私たち1人ひとりが健康な生活を営むことができることを願って、そのために必要な知識や具体的な方法を解説している。とくに、健康や体力を維持・増進していくために、「運動」がいかに大切かを力説している。
目次
1 運動・スポーツ実施の意義(健康や体力の考え方;生物学的意義;社会的意義;教育学的意義;健康および体力の現状)
2 運動・スポーツの実践(運動のしくみ;運動技能の構造;トレーニング方法;心理;外傷・障害;栄養;体力の測定と評価方法;体力テストの実際)
3 運動・スポーツ実施の効果(身体的効果;身体の発達と成長;心理的効果;生活習慣病;高齢社会への対応)
資料 高等専門学校の保健体育授業
著者等紹介
出村慎一[デムラシンイチ]
金沢大学教育学部教授
松沢甚三郎[マツザワジンザブロウ]
福井医科大学教授
多田信彦[タダノブヒコ]
福井県立大学教授
島田茂[シマダシゲル]
福井工業高等専門学校教授
池本幸雄[イケモトユキオ]
米子工業高等専門学校助教授
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