出版社内容情報
《内容》 自らも高校時代に神経症を体験し、また娘がいじめにあった経験をもつ精神科医が、自身が主宰するカウンセリングルームでの診療実践を通して見えてきた、現代の子どもたちの「心の問題」を分析し、その解決策を提言する。
内容説明
最近、子どもたちの「心の荒れ」を象徴する事件が全国各地で起きている。特別な事として、見過ごすことができない状況である。「うちの子に限って」とか「うちの学校に限って」というのは、まったく通用しないのである。今まさに「心の教育」が叫ばれ、社会全体が真っ向から取り組んでいかなければいけない深刻な事態である。本書は、自らも高校時代に神経症を経験し、また娘がいじめにあった経験をもつ精神科医が、自身が主宰するカウンセリングルームを通して見えてきた現代の子どもたちの「心の問題」を分析し、その解決策を提言する。
目次
第1章 子どもの頃のしつけ
第2章 現代の高校生のとまどい
第3章 いくつかの事例
第4章 死生観の変化
第5章 「心の教育」の進め方
第6章 これからの「心の教育」への提言
第7章 家庭を考える
付章 対談・心の教育にどうかかわっていくか
著者等紹介
土屋守[ツチヤマモル]
高校時代に神経症が原因で、中途退学した経験をもつ。現在、土屋医院院長として、おもに精神科疾患などの診療をおこなう一方、「京都心身・学習総合カウンセリングルーム」の主宰者として、学校・学習不適応などの治療や研究にあたっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。