内容説明
生涯にわたり主体的にスポーツを楽しんでいけるような、豊かなスポーツライフを築くためには、各ライフステージにおいて、基礎的な能力を培い、スポーツ習慣を身につけ、各人の興味・関心にもとづいて継続してスポーツに親しんでいくことが重要である。本書では、そうした時代の要求に応えるべき生涯スポーツの理論をわかりやすく紹介するとともに、その具体的な方法を紹介している。
目次
第1章 総論(生涯スポーツ(life sport)の理念と構図
エリクソンのライフサイクル論と生涯スポーツ ほか)
第2章 子どもと「遊び」・「遊戯スポーツ」(子どもと遊び;子どもと遊戯スポーツ ほか)
第3章 青年と「スポーツ」(スポーツの本質;スポーツの楽しさ・おもしろさ(フロー理論) ほか)
第4章 成人と「地域スポーツ」(成人スポーツの課題:生涯学習理論に着目して;「地域」とスポーツ:コミュミティ論に着目して ほか)
第5章 高齢者と「生きがい(健康・楽しみ・仲間)スポーツ」(高齢者の「英知」;「生きがい」について ほか)
著者等紹介
日下裕弘[クサカユウコウ]
1953年生まれ。筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了(教育学博士)。現在茨城大学教育学部教授。著書に「日本の自然遊:湯浴の聖と俗(単著)、近代文芸社、1995。「日本スポーツ文化の源流」(単著)、不昧堂、1996年。「生涯学習講座:今を生きる人間学」(共著)、文真堂。1998。「健康スポ-ツの科学」(編著)、大修館書店、1999ほか
丸山富雄[マルヤマトミオ]
1949年生まれ。東京教育大学大学院修士課程体育学研究科修了。現在仙台大学体育学部教授。著書に「スポーツ社会学の基礎理論」(共著)、不昧堂、1984。「スポーツ社会学への招待」(共著)、不昧堂、1990。「現代生活とスポーツ」(編著)、中央法規、1994。「現代スポーツ論」(編著)、中央法規、2000ほか
加納弘二[カノウコウジ]
1954年生まれ。筑波大学大学院博士課程体育科学研究科単位取得退学。現在武蔵丘短期大学助教授。著書に「現代生活とスポーツ」(共著)、中央法規、1994ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。