内容説明
この間まで都会の街角や路地裏に溢れていた子どもたちの喚声や笑顔は、どこかに消えてしまった。著者がライフワークとして17年間にわたり撮り続けてきた膨大な写真から精選した150余枚は、いきいきとした子どもたちの姿を伝えている。同時に戸外遊びが少なくなり、子ども文化が変容してきた意味を問う。
目次
1 街にあふれた子どもの遊び子どもの笑顔(異年令の遊びは、社会性を知る第一歩。;廃品で広げる無限な遊び…。;創造性豊かな子どもは未来をつくる。;遊ぶ子は、みんな自然に汚れていく。〔ほか〕)
2 街から消えた子どもの遊び子どもの笑顔(残された遊びは、野球とサッカーと…;交通量が増え…そして空き地に金網が…;いま集団の遊びはクラスメイトで―やがて一人、二人と減っていく。;上手な演技の“打ち合いごっこ”…テレビの影響だろうか。〔ほか〕)