内容説明
230のキーワードから浮かびあがるありのままのフランスと新しいヨーロッパ。詳細な解説、最新のデータで全面的改訂。
目次
アカデミー、大学区
アカデミー・フランセーズ
年齢
農業
アルコール中毒
アリアンス・フランセーズ
福祉手当
大使館と領事館
駐日フランス大使館
ペット〔ほか〕
著者等紹介
草場安子[クサバヤスコ]
1945年福岡県生まれ。別府大学文学部卒業。1971年‐94年、在日フランス大使館広報部資料室勤務。1994年‐97年、マルセイユ在住、その間、エクサンプロヴァンスの政治学院(IEP)に学ぶ。1997年9月‐2000年2月、コンゴ民主共和国在住。帰国後、フランス、アフリカ問題の研究に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奥澤啓
38
フランスというとグルメだ、ファションだ、旅行だということになりがちである。そういう入り口はどんどん広くなってはいるものの、社会全体をよく知ろうとすると、いきなり学術的なものになってしまいかねない。もちろん浅野素女や飛幡祐規のように、フランスに定住しジャーナリストや翻訳家として活躍する人もいる。現代思想や哲学などはなじみにくい。そういう点から本書の価値はきわめて大きい。フランス語の理解の幅を大きく広げてもくれる。大修館書店からは『事典現代のフランス』という本もでており、本書とともに常に参照する価値がある。2015/01/12
奥澤啓
30
著者は元フランス大使館広報部勤務。NHKラジオフランス語講座に92年から95年にかけての連載をまとめたのが本書である。副題は「キーワードで読むフランス社会」。見出しはABC順。項目主義をとり、現代フランス社会を知るためのキーワード230 を解説する。例えば、「国家元首」、「憲法評議会」、「犯罪と非行」、「移民」、「税金」等。データは97年12月末迄が採用されている。刊行から17年経っているため現状にそぐわない内容もあるだろうが、フランス社会を知るための窓口として利便性はきわめて高い。通読するといいと思う。2015/01/07