内容説明
正式?略式?俗語?まれ?―現在「標準」とされている表現が、「非標準」の表現に淘汰されてしまう!?ネイティブ英語の「揺れ」から見えてくる英語の未来像。
目次
第1章 拡大化・多様化に向かう変化(構文パターンの変化;助動詞類・不定詞の語法の変化;主語・目的語についての変化 ほか)
第2章 簡略化・省略化に向かう変化(主語や目的語の省略現象;名詞や冠詞、数詞の省略化・簡略化現象;形容詞による文修飾 ほか)
第3章 「変わらない」英語表現(動詞・法に関する「古い」表現;名詞・代名詞に残る「古い」表現)
第4章 外国語の参入と増加する合成語(外国語の参入;増加する合成語)
著者等紹介
鈴木寛次[スズキカンジ]
1941年千葉県市川市生まれ。早稲田大学商学部、東京都立大学人文学部独文科および英文科卒業。現在、東京理科大学経営学部教授。専門はヨーロッパ語間比較言語学
三木千絵[ミキチエ]
静岡県下田市生まれ。学習院大学文学部史学科および英文科卒業。学習院大学大学院人文学研究科イギリス文学専攻博士課程前期・後期課程修了。現在、学習院大学非常勤講師、國學院大學非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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入江・ろばーと
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広い意味での「誤訳」が多い。9と3/4番線を「プラットフォーム9と3/4」とか、マクゴナガル先生を「マックゴナマル先生」とか、ジズヤを「ジジャ」とか……訳文も直訳調で鬼ほど硬くて読みづらいことこの上ないし。そしてas~asとかthanとかの後の目的格ってもう正式用法じゃなかったっけ?2023/09/11
yasukotta
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昔ながらの規範から逸脱した英文を眺めたい時にパラパラと見ると参考になることもあるかもしれません。「はしがき」の冒頭に次のように書かれてあります。「言語の変化は社会の変化に合致する。ゆったりした社会なら言葉もゆったりする。乱れた社会では言葉も混乱状態になる。」なぜ本書の冒頭にこの文言を入れたのかはちょっとわかっていません。2019/03/19