内容説明
近年の外国語教育の研究は、実証的なリサーチを経たものでなければ評価されないし、説得力をもったものにならない、と言われている。本書は、外国語教育の研究をおこなうにあたって不可欠のリサーチを、準備段階からその手順、データの選定・収集と分析、研究のまとめ方にいたるまで、コンパクトにわかりやすく解説した、英語教育界待望のリサーチ方法入門書である。
目次
リサーチとは何か
外国語教育研究のパラダイム
リサーチの準備段階
リサーチの関連づけ
リサーチの構成要素
リサーチデザイン(質的リサーチと記述的リサーチ;実験研究)
データとデータ収集の方法
データを分析する
リサーチをまとめる
著者等紹介
森田彰[モリタアキラ]
1982年早稲田大学大学院修士課程修了(英文学)。現在、早稲田大学助教授。共著に『英語総合研究』(研究社出版)、『講談社英和中辞典』、『英語教育とコンピュータ』(学文社)、『旺文社新英和中辞典』、共訳に『スーパートリビア事典』(研究社出版)、『多文化主義』(木鐸社)などがある
土屋武久[ツチヤタケヒサ]
1988年南イリノイ大学大学院修士課程修了(TEFL)。現在、武蔵大学助教授。共著に『英語教育とコンピュータ』(学文社)などがある
星美季[ホシミキ]
1991年ニューヨーク大学大学院修士課程修了(TESOL)。現在、慶応義塾大学ほかで非常勤講師
狩野紀子[カノウノリコ]
1994年北テキサス大学大学院博士課程修了(教育学)。現在、慶応義塾大学ほかで非常勤講師
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