内容説明
アメリカ・インディアン最大の部族ナバホ族のあいだに、代々語り継がれて来た天地創造の物語を集大成。人間も天体も動植物も、この世のありとあらゆるものが、同じ生命でつながれている世界を語る。なによりも美しく、なによりも素朴、今まで未紹介だった性に関わるおおらかな物語も含む。
目次
第1部 出現
第2部 第五世界
第3部 怪獣退治
第4部 集まりくる部族
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
25
人間も地球の一部だということが言葉の上ではなく実感を持ちながら信じられていた時代と場所。そうした哲学を育んできた信仰と世界観。ネイティヴアメリカンの方々が生きてきた世界では人間も大いなる円環に組み込まれた一部であり他の生物と切り離された存在ではない。一人ではない孤独ではない。僕も人間という種も。全てが繋がり世界を形成している。それを信じていられたのなら今現代に生きる僕たちが感じる淋しさも少しは薄くなるものなのかな。2018/12/22
みよちゃん
6
ナバホに惹かれて読みました。それぞれの名前が今の書き言葉に言い換えるとと言いながら読んでいくので、解りづらいでしたが、言い伝えが、少しずつ変化していくのも、神話の面白いところです。「ひまなこなべ」を思い出しながら、名前をつけていくのが面白いと思った。風が体を抜けて人間が出来たー息を吹き込むという始まりがなるほどと感じさせられた。「千の風」も頷けます。2016/12/22
ちっち
4
アメリカンインディアンに伝わる神話です。SFのような感覚で読むことができました。人はいつからか、自然や資源を商品化してしまった、という翻訳者のあとがきが印象に残りました。2012/08/05