内容説明
スコットランドの文化・風物の入門書。日本で「英国」「イギリス」と言えば、イングラントを指し、スコットランドのことはほとんど知られていない。本書は、スコッチ・ウィスキー、バッグパイプ、タータンチェック、キルト、ゴルフ、怪獣ネッシーなど、日本人にもなじみのテーマを含め、質疑応答の中で説く入門書。図版多数。
目次
謎1 祖国の栄光はどのように守られたか
謎2 スコッチはどうしてウィスキーの代名詞となったか
謎3 キルトへの断ちがたい愛着はなぜか
謎4 バッグパイプの妙音はどこから出るか
謎5 剛健な高地兵を育てた食べ物は何か
謎6 ゴルフの真の発祥地はどこか
謎7 スコットランドの言葉は何語か
謎8 怪獣ネッシーは果して生息しているか
謎9 「即位の石」奪回事件の真相は?
謎10 緯度が高い割に気温が低くならず、湿気が多い割に雨量が少ない理由は?
謎11 「けち」と「頑固」が国民性とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴音
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1988年の本。歴史や食べ物、キルトやバグパイプというスコットランドを代表しているものについての基本的な情報が網羅されている。おもしろみはそんなにないけど、一般的な情報とは言えスコットランドに関する情報がぎゅっと詰まっていて、読了すればかなりの情報が得られる。2015/08/22
とん
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『スコットランドXIの謎』特に面白いのは「キルトへの断ちがたい愛着はなぜか」の章。タータンチェックは縦糸と横糸で簡単に縫えるため、広く愛好されていた。基本的に男性だけ着るなど。バグパイプの奏法も詳しく書かれてる。息継ぎしても音が途切れない理由は、バッグの中に空気が入ってる間は音が出せるからだそうだ。2018/05/29