内容説明
ナチュラル・アプローチは、1977年Terrellによって提唱されました。当時Terrellはカリフォルニア大学でオランダ語を指導しておりましたが、従来の教授法では伝達能力の最低レベルさえ達成できない、という外国語教授の実態を何とか改善しようと実践を読み重ね、その結果生み出したのがこのアプローチの原型です。本書は、前半部分が5つの仮説で構成される言語習得理論の展開、後半がその理論に基づいた具体的な言語教授法の提示となっています。
目次
第1章 序論
第2章 第2言語習得理論
第3章 第2言語習得理論の教室活動への示唆
第4章 ナチュラル・アプローチからの出発
第5章 習得活動による口頭コミュニケーションの発達
第6章 習得と学習のためのその他のインプット源
第7章 テストと授業運び