内容説明
「屍に鞭打つ」伍子胥の物語に始まり、女性、子供、死のツボを突く拳法の達人、復讐請負人、はたまた犬や牛、虎まで登場―中国史に刻まれた無数の仇討ちの記録の底にある“復讐”の本質とは…。
目次
1 有名復讐譚(伍子胥の場合;予譲の場合;呂母の場合;孫〓(ぴん)の場合)
2 道徳としての復讐
3 歴代復讐譚(復讐までの長い道のり;女性の仇討ち;復讐の代理人;徒党を組んでの仇討ち;流血の大惨事;仇討ちの失敗例;そもそものきっかけ;動物の恩返し)
4 官の対応
5 復讐を超えて
著者等紹介
竹内康浩[タケウチヤスヒロ]
1961年、青森県弘前市生まれ。1984年、弘前大学人文学部(東洋史専攻)卒業。1990年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程(東洋史専攻)単位取得退学。現在、北海道教育大学教育学部釧路校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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