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内容説明
東アジア漢字文化圏を見据える。日本・韓国・中国・台湾・香港・ヴェトナム・シンガポール・アメリカ―。多地域多分野からの研究者25名による問題提起・分析、そして展望。
目次
第1部 漢字文化の変容と発展(日本の近代化における漢字の役割;漢字と漢字文化の関係を略論する;儒教の第三期発展の意味するもの;漢字導入における南北)
第2部 漢字文化圏の思想文化(ヴェトナムにおける儒教と儒学―近現代の発展の実情を前にしての、その特徴と役割の問題;韓国の現代化と儒教;近代中国における儒学;西洋の「近代」と儒学;中・日・韓・越のキー・ワード)
第3部 漢字文化圏の民間習俗と生活文化(東アジア三社会の葬礼にみられる異質性;広東省深〓坪山への客家の移住とその発展;冥紙の来源とその文化的意義;民間からみた中国文化と歴史研究の盲点・誤謬;琉球王国の王家儀礼と祭祀について―中国文化との関連から)
第4部 漢字文化圏の近代化(近代化の主導勢力と社会葛藤;東アジアの興起という新経験―近代化過程における文化的要素;中国の政治的民主化の探究―国家儒教体制とその転換の問題;台湾の発展についての理論的解明の変遷;漢字文化圏における「近代化」の構図―「後発型近代化」の1ケースとして)
第5部 全体会議(漢字文化圏の現状と課題;二十一世紀の漢字文化圏)
第6部 記念講演(礼の思想;ヴェトナムにおける儒教―過去と現在)