出版社内容情報
高校国語の定番教材「こころ」。この夏目漱石の不朽の名作を高校生たちが通読し、疑問点を挙げ、話し合いによって徹底的に考察。ベテラン教師とともに、豊穣かつ多彩な「読み」を引き出した。その成果を55の論点に厳選して紹介。国語教師必携、漱石ファン必読。
【目次】
内容説明
高校生たちの考察と国語教師たちの研鑽から浮かび上がった、55の論点。作品全体を読み深め、話し合う授業で広がる、多様な「読み」の可能性。
目次
上 先生と私(「先生」のことを名前ではなく「先生」と記したのは、なぜか。;出会いの場が「鎌倉の海水浴場」なのは、なぜか。;「先生」、「先生」の奥さん(静)、書生の「私」の年齢はいくつか。 ほか)
中 両親と私(「中」は、何のために存在するのか。;卒業証書についての父と「私」のやりとりは、どのようなことを示唆するか。;明治天皇のご病気や崩御の報に接した時の父の様子から、どのようなことが読み取れるか。 ほか)
下 先生と遺書(「先生」が遺書を書いたのは、なぜか。;「私」が引っ越した「素人下宿」の間取りは、どのようなものか。;「信仰に近い愛」から、どのようなことが読み取れるか。 ほか)
著者等紹介
長谷川充[ハセガワミツル]
昭和34(1959)年、千葉県生まれ。千葉県の高校国語科教諭として、県立津田沼高等学校を皮切りに、県立佐倉高等学校など、計6校で40年間教鞭を執る。現在は県立千葉東高等学校非常勤講師として勤務する一方、合氣道弘龍会明心館道場の門下として、千葉市内の子どもたちなどに武道の稽古をつけている
三宅義藏[ミヤケヨシゾウ]
昭和29(1954)年、兵庫県生まれ。千葉県立高校の国語科教諭として、計43年間勤務。国語教育を探究する一方、将棋部顧問としても活躍し、女子団体戦で全国大会優勝に3回導いた。千葉県立高校退職後は、千葉明徳高等学校に非常勤講師として5年間勤務。平成3年から現在に至るまで、大修館書店の国語教科書編集委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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