教科書の中の夏目漱石

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教科書の中の夏目漱石

  • 石原 千秋【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 大修館書店(2023/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784469222807
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3091

内容説明

教材としての「漱石文学」に迫る。

目次

序章
第1章 教材の新たな可能性(『こころ』の「心」を読む―『こころ』1;男同士の争い―『こころ』2;『こころ』の襖―『こころ』3;語りは文学か―『夢十夜』「第一夜」;「芸術」が生まれるとき―『夢十夜』「第六夜」;「開化」は文化である―『現代日本の開化』;時代の中の個人主義―『私の個人主義』)
第2章 教科書における受容の変遷(なぜ「おもしろく」読まなければならないのか―『吾輩は猫である』;漱石はうっぷんをユーモアで解消した―『坊っちゃん』;帰ってくる物語かもしれない―『草枕』;漱石の心が見えるかもしれない―『夢十夜』;なぜ美禰子は藤尾にならなくてすんだのか―『三四郎』;代助がわかっていたこと―『それから』;「私」から「私たち」へ―『こころ』;ヨーロッパ近代と資本主義―『現代日本の開化』;自由と主体と個人―『私の個人主義』)
付録

著者等紹介

石原千秋[イシハラチアキ]
1955(昭和30)年生まれ。成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退。早稲田大学教育学部教授。専攻は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun'ichiro AKIKUSA

4
「教科書」と「夏目漱石」、両方をおいかけた結果、どっちつかずになってしまった印象。教科書にも夏目漱石にもそれぞれ読まれ方の文脈があり、それをどちらも書こうとするのだが、結局自分の漱石のいままでの読み方を裏切れていないように感じた。著者にとっては後者の方が大事だったのだ。 2023/11/20

takao

2
ふむ2024/01/12

me23

1
漱石作品を思想や歴史を踏まえながら立体的に読む本。以前「国語教育が道徳教育として機能している」と批判した筆者ならではの、教材の扱い方に対する繊細さが印象的。▼読み方に2種類あり。①昔の言葉を今の立場で解釈する読み方と、②その言葉が発せられた時代に置き直す読み方。どちらも新解釈を生むが、やはり②が面白いと思うんだよなぁ。古典も一緒。筆者も、①を取るようでもそれは補助線であって、②に帰結するスタイルが多いように思う。多岐にわたる思想が生まれた現代という安全圏から過去を遠巻きに批評するのは違うよな、と思った。2024/01/08

たかきち

0
石原千秋さんの本はやっぱり面白い。時々差し挟まれる皮肉っぽい口調も素敵です。「指導者は未完でなければならない」というのはまさしくそうだなと思わされた。頑張ろう。2024/02/24

伊達者

0
高校の現代国語の授業なんて大昔でまるで思い出せない。漱石も扱われていたのかしら。こんなに深いことまで学んだのかな。著者の国語教育への批判と提言の書かも。漱石の高校の教科書での扱いの分析も載っているが,夢十夜も扱われているのは驚き。最近は人気がなくなっているようだが漱石はまだまだ学び論ずることの多い作家だ。本書を著者の漱石論として読むと作品に新たな発見があった。それからに関しては特にそう。代助のジェンダー論は刺激的。教師に対する参考書としてなのか漱石についての参考文献や作品の梗概も載っている。2024/02/06

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