出版社内容情報
江戸時代の茶人・遠州の開いた「綺麗さびの茶会」は重要な政治的役割を担っていた。茶会の記録を読み解き、その実態に迫る。
深谷 信子[フカヤ ノブコ]
著・文・その他
内容説明
有能なる官僚、茶の湯に新しい美の世界を切り拓く―今に残る多くの茶会記を、官僚としての活躍と、「綺麗さび」といわれる遠州の美の世界とのコラボレーションで読み解き、大きな時代の転換期に生きた遠州の実像に迫る。
目次
第1章 新たなる遠州像
第2章 青年遠州の茶会
第3章 後水尾天皇の二条城行幸と遠州の茶会
第4章 寛永三年口切りの茶会
第5章 上方八人衆としての茶会
第6章 遠州晩年の茶会
付章 生涯の茶会―変遷と特徴
著者等紹介
深谷信子[フカヤノブコ]
専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。早稲田大学エクステンションセンター講師。著書『小堀遠州の茶会』(柏書房/第20回茶道文化学術奨励賞を受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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