内容説明
生家との義絶、左翼運動からの離脱、心中未遂、芥川賞をめぐる相剋、麻薬中毒からの再出発…生誕百年を経て発見された最新資料をすべて反映した、待望の年譜・決定版。
目次
1 生誕以前から少年期までの時代
2 作家への願望を抱いた時代―「最後の太閤」から「学生群」まで
3 新進作家としての時代―「列車」から「姥捨」まで
4 職業作家としての時代―「富嶽百景」から「パンドラの匣」まで
5 流行作家としての時代―「庭」から「グッド・バイ」まで
著者等紹介
山内祥史[ヤマノウチショウシ]
日本近代文学専攻。神戸女学院大学名誉教授、神戸海星女子学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
7
図書館にて。別の太宰治年譜にて昭和20年12月に日本共産党青森支部のなんたらに出席したが中座って記述があり、他にいろいろ調べたが本書にもう少し詳しく載っていた。徳球らが出獄し、日本共産党が合法化されたので、かつてのメンバーが集まって支部再建を話し合う会合だったそうな。このことは相席していた者が太宰の訃報記事で述べている。なので太宰年譜からは落ちがちなのかも2025/09/03
根本隼
2
酒飲み過ぎ、自殺未遂し過ぎ笑。帝大仏文科受験時に「仏語ができないから、英語で受けさせてください」と申し出たエピソードがかなり好きです(^^)d2016/09/22
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