内容説明
日本語研究は、生成文法の発展に寄与してきたか?生成文法50年の軌跡を日本語研究を中心に辿るとともに、談話分析の観点から「ミニマリストプログラム」における日本語研究の大いなる可能性を探る。
目次
第1章 生成日本語文法の軌跡(生成文法理論の歩み;なぜ生成文法が革命的といわれるか;標準理論の輪郭;初期の生成日本語文法;標準理論の深層構造)
第2章 拡大標準理論(拡大標準理論の輪郭;生成日本語文法の歩み)
第3章 統率・束縛理論(理論的基盤の転換;日本語分析からの貢献;生成日本語文法の進展)
第4章 極小プログラム(理論の基盤転換;極小プログラムの中核的概念;極小プログラムの枠組み;自由語順の言語研究;極小プログラムにおける日本語研究;CP領域の果たす役割)
第5章 談話構成法(談話文法;情報構造;日本語の談話の特徴)
著者等紹介
井上和子[イノウエカズコ]
1919年生まれ。津田英学塾卒業。ミシガン大学大学院博士課程修了(Ph.D.in Linguistics)。国際基督教大学教授、津田塾大学教授、神田外国語大学教授を経て、神田外語大学名誉教授・神田外語大学大学院言語科学研究センター顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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