内容説明
あまり気づかれていませんが、日本語にはもともと、気持ちを伝えるためのことばやしくみが内蔵されています。どんなことばやしくみの中に、どのような日本人の心が隠れているか、たくさんの会話例をもとに探ります。
目次
1 気持ちを伝えることば(「なに」―不満と甘えを表現する;「ていうか」―躊躇感を伝える;「やっぱり」―まわりを気にする;「ね」と「よ」―たった一文字で気持ちは違う;「やる」と「もらう」―人間関係に気を配る;「この」「その」「あの」―感情的な距離を計算する;「は」と「が」―親近感を呼び起こす;「だ」と「じゃない」―強く言い切る;「『勝手にしろ!』みたいな」―言ってからためらう)
2 気持ちを伝えるしくみ(スタイル―スタイルの揺れと心の揺れ;借り物スタイル―他人の声をちゃっかり拝借;「『帰ってきたぜ』なイメージ」―セリフを利用した演出;「雄大で荘厳な富士!」―驚きと感動のつぶやき;「好きだから好き」―トートロジーの情熱;あいづち―何度も打って安心したい心;うなずきダンス―分かち合うパフォーマンス)
おわりに―気持ちを伝えることばとしくみ
著者等紹介
メイナード,泉子・K.[メイナード,センコK.]
山梨県出身。東京外国語大学卒業後、1980年ノースウェスタン大学より言語学博士号を取得。その後、ハワイ大学、コネティカット・カレッジ、ハーバード大学、プリンストン大学で教鞭をとる。ニュージャージー州立ラトガース大学日本語学・言語学教授。日本語プログラム主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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