内容説明
法廷で飛びかうフシギでキミョーなことばたち。そのヘンテコな生態を観察するのはおもしろい。
目次
法廷はことばのガラパゴス―はじめに
1章 人生を左右するアイマイなことば―判決にかかわることば(イノセントな人は無罪?;事実ではなくても「事実」 ほか)
2章 六法のなかのフシギなことば―法律のなかのことば(法律文はパッチワーク;接続詞の迷宮(1)「又は」「若しくは」 ほか)
3章 法廷という舞台のキミョーなことば―法律家たちのことば(裁判官・検察官は人にあらず;「法廷弁」ウォッチング ほか)
著者等紹介
大河原眞美[オオカワラマミ]
高崎経済大学教授・地域政策学部長。日本弁護士連合会裁判員制度実施本部法廷用語の日常語化に関するプロジェクトチーム外部学識委員。わかりやすい司法プロジェクト座長。家事調停委員。上智大学外国語学部英語学科卒業。ウィスコンシン大学マディソン校文学修士(日本語・英語言語学)。シドニー大学文学博士(法言語学)。現代アメリカで18世紀の生活様式を堅持しているアーミッシュの言語使用の実態を研究するうち、アーミッシュが当事者となった訴訟を目の当たりにする。それを契機に裁判に関心をもち、「裁判もおもしろいが裁判で使われる言葉はもっとおもしろい」と、法言語学の観点から研究をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かみちゅう
2
胎児が「私権」を有する条件とか、「減軽」と「減刑」の違いとか、へぇ~って思った。裁判員や刑事被告人として裁判に関わる可能性がある以上、法律用語は知ってた方がいいと思った。2014/07/21
Humbaba
2
善意や悪意といった有名な裁判用語以外にも同音異義語や「各自」など様々な普通とは異なる言葉について描かれていた。2009/03/29
雨巫女
0
裁判ことばが思ったより難し過ぎる。2009/12/03
黒栖
0
裁判についてよく知ることができたし、裁判員制度にも少し関心が持てるようになりました。2009/09/10
桑野
0
法律は作られた時代によって古い文体と新しい文体がモザイク状に混在しているという話が面白かった。古文の中にカッコ書きで現代文が出てくるなんて!?まるで時間SFのよう。2020/12/17
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