出版社内容情報
従来の鴎外研究を再検討しつつ、「時代」を柱とした新しい視点で書き下ろされた、鴎外研究の第一人者による初の本格的評伝。
内容説明
十歳まで過ごした津和野藩の地政学的意味。七十年来定説化していた「鴎外史」の枠組みを解体。「翻訳作品」について、そのすべてに梗概と解説を付し、従来看過されてきた翻訳者としての鴎外を改めて評価。歴史小説・史伝文学に新しい見解を提示。
目次
第1部 津和野時代(一八六二‐一八七六)
第2部 明治十年代(一八七七‐一八八六)
第3部 明治二十年代(一八八七‐一八九六)
第4部 明治三十年代(一八九七‐一九〇六)
第5部 明治四十年代(一九〇七‐一九一二)
第6部 大正時代(一九一二‐一九二一)―晩年を生きる
第7部 鴎外、終焉に向かう―大正十一年
著者等紹介
山崎國紀[ヤマサキクニノリ]
1933年、島根県益田市に生まれる。1965年、立命館大学大学院修士課程修了。花園大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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