内容説明
秋の気配、波の音、四方の嵐、…自然の中に光源氏がいる。それらの自然は、重なりあい、深まり、一つの世界をつくる。引用文は、著者独自の〈現代京ことば訳〉による。自然と人間とのかかわりの中で広がる新たな『源氏物語の世界』。
目次
もの〈自然〉と人(月;霧;霞;時雨・雨・暴風雨;雪)
かたみ(鏡―光源氏と紫の上;琴―光源氏と明石の御方;櫛―朱雀院と斎宮女御;水)
かさね(表現のかさね;本歌どりその1;本歌どりその2;かさね;構想のかさね)
六条院と花々―見立て・とり合わせ(衣配り;隙見;女と匂い;女と書;女と楽)
序・破・急(朧月夜内侍の役割;まめ人の恋;靡かなかった女たち)
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