内容説明
20世紀の今なお、北の大地に語り継がれる精霊・妖怪たち。つい最近まで迷信として話すことも禁じられ、ソ連邦崩壊によって溢れ出た、さまざまな「ふしぎな話」を集大成、日本の類話とも比較しながら案内するロシア妖怪話の世界。
目次
第1章 森の妖怪レーシー
第2章 山親爺ゴールヌィ
第3章 水の妖怪ヴォジャノイ
第4章 水辺と畑の妖怪ルサールカ
第5章 畑の妖怪ポレヴォイ
第6章 真昼の妖怪ポルードニツァ
第7章 家の妖怪ドモヴォイ
第8章 紡ぎ女キキーモラ
第9章 風呂小屋の妖怪バーンニク
第10章 さまよえる死者たち
第11章 悪魔たち
第12章 物語の好きな妖怪たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
8
筆者によればブィリーチカという言葉は日本語の昔話とは厳密に言うと違いがあるらしい。ファンタジーではなくあくまでも「本当にあった妖怪・妖精・悪魔・幽霊の話」として語られるものらしいのだ。妖精や妖怪はロシアの大地に棲み続け、人間と密な関係を結ぶ。ソビエト時代弾圧されてきたこれらの話が体制の崩壊により少しずつ姿を現してきたというのは嬉しい。日本でも他の国でも同じことだけれど、こうした古くからいる怪や妖は現代社会から洗い流されたように見えても、必ずそこここの隅に残ってくれている。これを完全になくしてはならない2019/02/17
戦狐
2
ドモヴォーイ、ルサールカ、ヴォジャノーイ、キキーモラなどのそこそこメジャーな妖怪の他にゴールヌィ、ポルードニツァのようにあまり聞き覚えの無い妖怪まで伝承を収録しており、一つの妖怪を様々な伝承から検証する事で起源を浮き彫りにして行く。今でも当地の人たちに親しまれている異界の者たちを知ることができる2017/04/06
パン粉
1
いろんな国に妖怪がいるんだな。でもやっぱり国ごとに違うし、日本の妖怪は日本っぽい。2016/07/03
露傍の石
1
ロシアに限らず、妖怪の類の話というのが、いかに人々の生活やその環境に根付いていたか分かるのが面白い。妖怪の話をエンターテイメント的に消化できる時代と環境に生まれるのは、実はちょっとした幸運なのだろうな。2014/06/02
-
- 和書
- グラハム・クラークの世界




