内容説明
虫や植物たちが見せるミラクル・ワールド。アリのグルーミング、他種のアリを奴隷にしてしまうサムライアリ、キャベツのアオムシ撃退法、ダニをボディーガードに雇う植物、ハエが好む花…。現代化学が解き明かした新時代の「昆虫記」。
目次
1 アリの不思議な生態
2 昆虫たちの生死を賭けた戦い
3 植物と共生する虫たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takeru Sato
2
古本屋さんで見つけ興味を持ち読み始めました。アリは仲間を体表成分で区別してるということやこうろぎやクモも体表成分を合わせれば共存できるということを知り勉強になりました。95年出版なので20年後の現在のことが書いてあるものも読んでみたい。2015/10/11
Koichi Mori
1
昆虫の生態について化学物質という観点から迫った本。アリがグループを見分ける方法、他のグループに化ける方法・・・どれを取り上げても興味深い内容ばかり。2011/12/11
ウララ
1
アリのフェロモンだけでなく、化学物質を使っている生物を紹介している。1995年の本でもう20年前、この時まだ研究中のものもあって、このあともっといろんなことがわかってきたんだろうな。2015/05/02
Tatsuya
1
アリをはじめとする社会性昆虫を中心に、フェロモン等の化学物質でコミュニケーションを取る様々な生物についての本。各章毎に別の生物の生態についてが書かれているような感じで、全体的なまとまりには欠けたけど、どの章も読んでいて非常に興味深かった。化学的な観点からの生物へのアプローチ中心というタイプの本は今まであまり読んだことがなかったので新鮮だった。2009/11/20