出版社内容情報
純文学と対を成し、かつて幅広い世代に親しまれた大衆文学。吉川英治「剣難女難」は、江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」は、菊池寛「受難華」は、いかにして多くの読者に受容されていったのか。
「時代小説」4作、「探偵小説」「通俗小説」各3作の計10作品を手がかりに、大正・昭和期のメディア文化のダイナミズムを描き出す。
【目次】
はじめに
【第一部 時代小説】
第一章 吉川英治「剣難女難」
第二章 林不忘「新版大岡政談(丹下左膳)」
第三章 山手樹一郎「夢介千両みやげ」
第四章 野村胡堂「銭形平次捕物控」
【第二部 探偵小説】
第五章 江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」
第六章 横溝正史「真珠郎」
第七章 大下宇陀児「蛍」
【第三部 通俗小説】
第八章 菊池寛「受難華」
第九章 獅子文六「箱根山」
第十章 源氏鶏太「明日は日曜日」
本書で扱った主な作品とメディアの関連年表
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