出版社内容情報
江戸・深川の今川町で髪結い床を構えるおいとは、師匠・お里の遺志を継ぎ、弟子達と共に「技」を磨く日々を過ごしている。おいとの店は繁盛し、固定客も増えて安定していたが、彼女は時代の流行と共に多種多様になる髪形に応えるため、日夜精進し続けていた。そんな折、おいとは、かつての弟子・お恵が苦境に立たされていることを知り、心を痛めるが、同時に「一人前の技があれば生きていける」という信念を弟子達に説く。彼女の技は評判を呼び、ある日、伊予西条藩のお姫様という、本来なら町場の髪結いが触れることのない高貴な客が訪れる。身分の違いに緊張しながらも、先方の難しい要求に対し、独創的な髪形を提案し、見事にその期待に応える。自分達とは住む世界の違うお姫様の人生と、地道に幸せを掴もうとする市井の人々の人生を対比させながら、人々に喜んでもらうことこそが自分の生き甲斐であると再確認する。おいとは自身の足腰の衰えを感じつつも、店を将来にわたって続けていくために、技術を次の世代へ繋いでいく決意を固める。おいとの情熱は弟子達に確実に受け継がれていく。おいとのひたむきな生き様と、彼女を取り巻く弟子や人々との交流を描いた時代小説の続編。
【目次】
前口上(前作のあらすじ)/第一章 お茶会/第二章 過去の閃き/第三章 婚礼/第四章 祝言への挑み/第五章 再会/第六章 大店との出会い/第七章 母の死/第八章 大店の花/第九章 文(ふみ)/第十章 継承
内容説明
結い上げるのは、女の夢と江戸の粋。江戸・深川で髪結い床を営むおいとと弟子達のひたむきな生き様と、彼女らを取り巻く人々の悲喜交々を描いた時代小説の続編。
著者等紹介
早田貞夫[ハヤタサダオ]
栃木県生まれ。専修大学経済学部卒業。山野高等美容学校を卒業し、ヘアサロン「BEAUTY HAYATA」を開店、事業のかたわら作詩を始める。平成24年に『歌集』を自費出版で制作。平成25年に『歌集 愛への誘い』(学研マーケティング)を刊行。平成28年には、その歌集から歌詞を提供したCD『愛は輝き』を発売した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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