出版社内容情報
トヨタはなぜ、世界トップクラスの自動車メーカーであり続けるのか。
本書は、織機事業から自動車事業への転換、戦争と統制経済、終戦直後の混乱、深刻な資金難や労使対立、日米自動車摩擦、そしてグローバル展開に至るまで、トヨタが経験してきた数々の危機と決断を、内部で経営に携わった視点から描いた記録である。
華々しい成功談ではなく、むしろ「会社が存続できるかどうか」という瀬戸際で、何を基準に判断し、何を守り、何を選び続けてきたのかに焦点を当てている。
そこに一貫して流れているのは、「事業はまず人」「現場で事実を見る」「約束を守る」という価値観だった。
経営理論やノウハウをなぞる本ではない。
実際の出来事と証言を通じて、日本のものづくり企業がどのように強さを積み上げてきたのかを立体的に伝える一冊である。
製造業に関わる人はもちろん、組織づくりや経営に関心のあるすべての人に、判断の軸を問いかける内容となっている。
【目次】
第1章 織機から自動車へ
第2章 自動車事業の基盤確立
第3章 新生トヨタ自動車の躍進
第4章 グローバルトヨタの構築
第5章 日米自動車協議と豊田章一郎のリード



