出版社内容情報
(以下帯文より)
宗教的な軋轢や対立は繰り返され、混沌とする世界情勢。
そんな中、「スマホエッセイ」のトップランナーが注目する、日本人が持つ「和の精神」と「宗教的寛容」がもたらす、「宗教対立」の乗り越え方と未来志向の生き方とは。哲学評論シリーズ第三弾!
世界の対立の構図には「宗教」が関係しているものが多い。その教義、戒律、価値観の違いが軋轢を生んでいるのだ。その対立を乗り越えるための「宗教哲学」として選んだのは「和の精神」からくる「素朴な信仰心」と「宗教的寛容」だった。21世紀の「宗教生活」を支える「モデル」とは?
【目次】
波多野精一『宗教哲学』/カール・バルト /日本人の信仰心の位置づけ/宮沢賢治と法華経信仰 /遠藤周作とカトリックの信仰 /ジョン・ヒックの「宗教多元主義の神学」 /原始キリスト教史とイエス/イエスキリストと松下松蔵:病気治癒の奇跡について /現代における代替宗教/日本の神仏習合、ルードルフ・オットーの「ヌミノーゼ」 /日本人の自己実現 /世界の宗教的対立を超えて /拙著『生きることの意味』の要旨 /拙著『和の精神』の要旨 /結語/あとがき



