出版社内容情報
万葉集の難訓歌を、「明確かつ詳細」に、論文形式で、解き明かします。
1300年以上も謎だった歌に、「明快」な解決案を提示します。
(1) 莫囂圓隣歌 (9番歌) :有間皇子の昇天を詠んだ歌。試訓と全文意訳。
(2) 大和三山の歌(13~15):「性別」と、『反歌に似ず』の左注を解決。
(3) 三輪山の歌(17~19番):『和(こた)ふる歌に似ず』の左注を解決。
(4) 三諸の歌 (156番歌) :『自得見監乍共』は、十市皇女の自殺を示唆。
(5) 燃火の歌(160, 161番):天武天皇の成仏を願った歌。
従来の解釈は、「曖昧な大意」なので、「モヤモヤ」していました。
本稿は、「歴史と符合」し、「具体的」なので、「スッキリ!」します。
【目次】
内容説明
1300年の謎、遂に明快に解明!1.莫囂圓隣歌:有間皇子を偲ぶ。試訓と全文意訳。2.大和三山の歌:『性別』と『反歌に似ず』を解決。3.三輪山の歌:『和ふる歌に似ず』を解決。4.自得見監乍共:十市皇女の自殺を示唆。5.面智男雲:これは何?
目次
各歌の問題点と、解決案の概要
額田王の莫囂圓隣歌の試訓と意訳の提案(巻一・九)
中大兄の大和三山の歌の別解釈の提案(巻一・十三)
額田王と井戸王の三輪山の歌の別解釈の提案(巻一・十七)
高市皇子の三諸の歌の試訓と意訳の提案(巻二・一五六)
持統天皇の燃火と向南山の歌の試訓と意訳の提案(一六〇)
著者等紹介
朝倉慎一[アサクラシンイチ]
1964年:広島県呉市生まれ。2025年:橿原市に移住。天香具山を『嬬』にして暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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