出版社内容情報
私は幾多の経験を積んだいつの頃からか、ある思いを抱くようになった。人生とは仮面舞踏会さながら、素顔を仮面で隠して踊るものだと。私は知られたくない真実を仮面で覆い、夢と幻に彩られたステージで、様々なダンスを踊ってきた。
私は冷徹な宿命に抗いながら、幾つもの夢に向かって疾走した。抑えがたい情熱と弛まざる努力は、運命さえコントロールできると、信じながら懸命に生きてきた。逆境に翻弄された私の一生を、赤裸々に描いた実話に近いものである。様々な差別や不遇にもめげず、ひたむきに生きている人々に、熱いエールを送り励ましたい。不況や物価高の影響に喘ぐ人々を、勇気付ける応援歌にもなる。本作は面白いだけのエンタメ小説とは一線を画す。僅かなラブストーリーを除けば、一種のハウツー本の側面を持ち、経済小説の要素も含んでいる。
【目次】
内容説明
夢なき人生はつまらない、愛なき人生に価値はない。人は夢と愛があれば、どんな辛くても生きられる。八十一歳の処女作。