出版社内容情報
本書は、大学の現場で長年働いてきた著者が、自らの体験をもとに綴った、リアルで親しみやすい随筆です。授業だけでなく、学務や大学運営にも深く関わってきた著者は、教員の働き方や大学の内情が、社会にほとんど知られていないことに違和感を抱いてきました。そして、教育の安全を守るためには、まず教員自身が安心して働ける環境が必要だという思いが、この本の根底にあります。本書では、著者が実際に経験した52の出来事を取り上げ、それぞれに“是正のヒント”を添えています。教員の健康管理、学生へのサポート、ハラスメントの問題、実習の現場、組織運営など、大学教育にまつわるさまざまなテーマが、現場の目線で語られています。会話を交えたエッセイ風の語り口で、大学関係者はもちろん、教育に関心のある方にも、共感と気づきを届けてくれる一冊です。
【目次】
内容説明
大学教員の日々と教育のひずみを紹介。大学教育現場の安全管理を実体験から解説。学生の安心を守るための具体的な支援方法。教員の健康管理とメンタルケアの重要性。教育現場のリスクを最小化。安全指導の具体事例。見えていないだけで、教育現場は危機だらけ!―名誉教授が語る、現場の真実と改善のヒント。
目次
第1章 教員の学内組織活動
第2章 専任教員の日常活動は、どんな様子であろうか
第3章 先生が語る
第4章 入学試験
第5章 学生も語る
第6章 コロナ禍における大学生教育の実際
第7章 臨地実習(臨床実習)に関して
第8章 つぶやき
著者等紹介
長濱大輔[ナガハマダイスケ]
1951年生まれ。新潟医療福祉大学名誉教授。2005年大阪大学大学院医学系研究科博士後期課程修了、博士(保健学)。2024年中部大学客員教授。臨床検査学の成長期(昭和後期~平成中期)には尿路系疾患の検査診断業務および一般検査学の教育・研究活動、そして平成後期~令和初期には新たな研究分野である医療技術安全管理学の積極的な研究活動を行った。いずれも国内のリーダー的存在である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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