出版社内容情報
江戸の料理屋「千川」で料理人として働くきよ。店主の心遣いで潮干狩りを楽しんだ「千川」奉公人一行は、その海産物を使ってまたもや料理の腕比べをすることに。それをきっかけに、今度はれんも新たに料理人を目指して修業をすることになった。才を感じさせる妹弟子の存在に刺激を受けつつ精進を重ねていたある日、ひょんなことからきよとれんとで蓮見客向けの屋台を切り盛りすることになって……
内容説明
江戸の料理屋「千川」で料理人として働くきよ。店主の心遣いで潮干狩りを楽しんだ「千川」奉公人一行は、その海産物を使ってまたもや料理の腕比べをすることに。それをきっかけに、今度はれんも新たに料理人を目指して修業をすることになった。才を感じさせる妹弟子の存在に刺激を受けつつ精進を重ねていたある日、ひょんなことからきよとれんとで蓮見客向けの屋台を切り盛りすることになって…
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」(アルファポリス)にて出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
83
シリーズ第6弾。きよと清五郎が江戸に来て6年。お運びのれんがきよに憧れてどうやら料理人になりたいらしい。主人の源太郎は料理人には苦労と覚悟が必要だと思っているので、れんにそれがあるかどうか。源太郎がお伊勢参りで店を留守にしたり、帰ってきたと思ったら店の使用人たちを潮干狩りに連れて行くと言い始めて大騒ぎ。江戸時代の潮干狩りで浅蜊やハマグリ以外で牡蠣まで獲れたなんて初めて知った。きよが蓮の見頃に賑わう不忍池のほとりに茶店を出すことに。無事大役を乗り切って独り立ちへの自信を深めるきよ、そしてれんの成長も楽しみ。2025/05/30
ゆみねこ
74
きよの料理人としての姿に憧れるれん。店主の心遣いで潮干狩りを楽しんだ千川の奉公人たちはその海産物で料理の腕比べをすることに。それを機にれんが料理人を目指し修行を始めることに。ひょんなことから蓮見の客に料理を出す屋台を切り盛りすることになったきよ。それを手伝うれん。自分の店を持つという目標に向かい歩き出したきよ。さて、きよのこれからはどうなるのか?誰かと結ばれるのだろうか?次巻も楽しみ!2025/06/02
むつこ
25
「れん」という少女が料理屋「千川」に奉公人として登場。この子がチャングムか?と思うぐらいすごい味覚の持ち主でいったいどういう展開になっていくのかドキドキした。主人公のきよが屋台を出してみることになりまた一歩自身のお店を持つ修行になる。きよのカマボコ、食べてみたいな。2025/06/15
はる
19
潮干狩りに腕比べ、さらにきよの屋台と盛りだくさんの内容ですが、なんだかきよの一人立ちが近いようでさみしいきもします。しかし、相変わらずのきよ人気。いき遅れなんて言って蔑んでいますが、みんなきよを狙ってる。弥一郎のきもちに気づいてないのはきよだけかもよ。2025/05/05
なお
11
自己肯定感が低くてダメダメだったきよも成長したもんです。次巻、新たなる一歩となるか。れんの成長も楽しみだな。2025/06/07
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