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出版社内容情報
「このあいだの疫病の原因知ってる? 魔女の呪いですって……」
大陸で幾度も猛威をふるった疫病が、終息したばかりの16世紀ドイツ風ファンタジー世界。帝国自由都市ヴェルバーデンで暮らすミーナは、知り合いの印刷工房が最近発行しはじめた「新聞」に興味津々。七年前に魔女狩りで母を失った彼女は、人々に事実を正確に伝えることの重要性を誰よりも強く感じていた。
そんなある日彼女は、魔女が疫病をばら撒いたという不穏な噂を耳にする。ふだんは善良な市民が、迷信やデマに踊らされない社会を創るため……、ミーナは自ら新聞記者になることを決意する。
行動力抜群、けれども技術と経験が圧倒的に足りない新米記者が、悪意のない噂や無責任な流言が交錯するアフターパンデミックの時代を奔る!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
幽谷響子
2
ミーナとエーリヒ、良いコンビだと思う2025/07/03
hiruhan
1
紙媒体で読む。まず言いたい。本編冒頭2ページ目で「世歴」という言葉から架空世界もの、と読み取るのは僕には難しすぎた(笑)。最終ページまでたどり着いた感想としては、いくつかの達成があってよかった。一番表層的なのは、主人公がかかわった新聞が完成したこと。読者視点でいえることになるが、主人公が自分のトラウマを口にだして語れたこと。連載なのだから仕方ない面もあるが、一巻の中でなんらかの案件が完結するのは気分がいい。あと主人公の父親、ゼクノヴァするならもうちょっと説明が必要やぞw2025/06/26
クイックラック
1
疫病が流行り魔女狩りが横行する世界で、活版印刷による新聞が注目され始めた時代。魔女狩りから逃れたミーナが自ら誤解を正そうと記事を練り上げる。疫病の発生ルートや疑惑の目を向け続けられる大都市に押し込められた流浪の民だとか、設定の作り込みの深さと、作中の人々がそういった正しい情報になぜ届かないかってバランスが良くて面白い。あと相棒の取材下手な記者エーリヒとのアンバランスさも良いね。婚約と言わず結婚しちゃいなよ。サイトで更新される度に読んでたので開幕直後の逃避行で胸が詰まった。この辺の情報開示も上手で好き。2025/06/23
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