出版社内容情報
モノ・コトのデザインを通じてユーザーによりよい経験を得てもらうには、人の特性を理解してデザインに活かすことが重要です。しかし、製品、UI、空間などのデザインをするうえで、「どんな観点から人について考えればよいのか?」「デザインに役立つ人の特性を知りたい」といった課題をお持ちの方もいるのではないでしょうか。本書は、デザインと人間工学を融合した領域である「デザイン人間工学」の入門書であり、あらゆるモノ・コトのデザインに活用できる人間工学の視座・知識・手法を紹介するための、大学の講義をベースにした教科書です。人間中心デザインやUXに関心のある学生や初学者には、モノ・コトづくりの教養書として、また、人間工学について改めて学びたい、よく聞いてはいるが知っているようで実はあまりよく知らないという方が改めて体系的に整理するのにも役に立つ一冊です。
目次
1 人間工学とデザイン
2 人間中心デザインという考え方
3 人とモノ・コトの関係を捉える側面と人の特性
4 ユーザーを捉える観点
5 使いやすいUIのデザイン
6 安全のためのデザイン
7 ユニバーサルデザイン
8 ユーザエクスペリエンス(UX)
9 人間中心デザインのプロセス
10 人間中心デザインのための手法
11 人間特性に関するデータの計測・利用
著者等紹介
土井俊央[ドイトシヒサ]
大阪公立大学大学院生活科学研究科講師。2012年3月に和歌山大学大学院システム工学研究科(デザイン科学クラスタ)博士前期課程を修了し、同年4月よりレノボ・ジャパン株式会社へ入社。同社在籍中の2015年3月に和歌山大学大学院システム工学研究科博士後期課程修了。その後、岡山大学大学院自然科学研究科助教を経て、2022年4月より現職。応用人間工学や人間中心デザインに関する研究・教育に従事。博士(工学)。認定人間工学専門家、認定人間中心設計専門家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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