内容説明
社交界の悪女、セイナ・イゾルデ。次期王太子妃の立場を笠に着て横暴な振る舞いをしてきた彼女は、王太子と懇意にしていた子爵令嬢を虐げたとして婚約破棄され、自ら命を絶ったという。だがその後、一通の告発文が届く。『セイナ・イゾルデは殺された』―と。調査を任じられた宰相の娘アリアが関係者に話を聞いて回ると、浮かび上がったのはセイナの意外な素顔だった。周囲の人々に利用され、搾取され、悪女の仮面をかぶって本当の自分を殺し続けていたセイナ。彼女はなぜ死ななければならなかったのか?そして告発文を送ったのは誰なのか?アリアが真相を探るうちに、事態は最悪の方向へ転がっていき…!?
著者等紹介
マチバリ[マチバリ]
2020年より小説のWeb投稿を開始し、2021年に商業デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひこかつ
9
前作の過去のお話。登場人物違えど、歴史は繰り返すし、自分の悪は棚に上げて誰も反省しない。諸悪の根源の国王への制裁は読者からのバッシングのみ?2025/07/31
史
5
作者読み。一番悪い奴は王じゃん。婚約破棄ものメタなんすけど、なんかこう、相変わらず性格が悪い話ですよね(この作者のお得意のパターンであるけれども)。いややっぱり前二作よりも腑に落ちないものが多すぎる。だってほぼ全員前世代の不手際故に起きてることだから、加害者であり被害者じゃん。そのまま王国滅んでしまえよ。まじムカついてきたな。そういうストレスを読者に引き起こすように書いていると思うので、まあギャーギャー言わせてもらいます。相性は酷く悪い。2024/10/23
レイン
2
前作の過去話だが、2作間の時間が空いている設定なので関連性は薄め。故に単体でも全く問題なく読める。 総じて面白かったが、一番の害悪である国王がなんの罰も受けていないことは大いに不満。 そして公爵夫人といい王妃といい、泣いてばかりで何もしないおばさんたちには辟易した。自分の旦那の手綱くらい握っとけよ、子供が可哀想だわ。 そこいくと話の中にしか出てこなかった主人公母は、しっかり旦那の手綱握ってたなと思う。 読後は納得は出来ても満足感や爽快感とは程遠いので、次は軽く明るい話を読みたい。2025/03/16
tomoaoso
1
前巻の話が面白かったのでこちらも購入。 前巻を読んでなくても楽しめます。 面白かった。2024/09/02
蒼
1
kindle2024/09/01