内容説明
スマホ依存がもたらす恐るべき危険から子どもを守る方法とは?
目次
第1章 スマホに圧迫されつつある子どもたち
第2章 子どもたちのスマホ依存とは
第3章 スマホ依存の悪影響と合併する問題点
第4章 スマホ依存の実情
第5章 スマホ依存からの回復
第6章 スマホ依存を予防するための対策
第7章 スマホ依存の過去と未来
著者等紹介
中山秀紀[ナカヤマヒデキ]
1973年、北海道札幌市生まれ。医学博士、医療法人北仁会旭山病院精神科医長。専門領域は、臨床精神医学、アルコール依存症。2000年、岩手医科大学医学部卒業。04年、同大学院卒業。岩手医科大学神経精神科助教、盛岡市立病院精神科医長を経て、10年より久里浜医療センター勤務。同年、「第45回日本アルコール・アディクション医学会優秀演題賞」受賞。19年、「第115回日本精神神経学会学術総会優秀発表賞」受賞。11年より、インターネット依存症治療部門に携わる。同センター精神科医長を経て、20年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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もっぱら有隣堂と啓文堂
12
スマホに限らず依存は社会全体の問題で、そう捉えないと解決に近づくことはできないだろう、というのが結論。酒、たばこ、ギャンブル、スマホでいえば、たばこはオワコンと思われるものの、ギャンブルはIR整備に伴ってより顕在化してくるだろうし(オンラインカジノもあるし)、酒は飲酒を契機とした事故不祥事は枚挙に暇はないしで目立つけれども、スマホは地味だからなあ…。多くの人がそれなりの時間をスクリーンタイムとして費やしているだろうし(有益なものは除く)、すそ野が広い隠れた依存症とは言えるのかもしれない。自分も気をつけよう2025/01/26
しげ
9
子どもが「スマホはやめたくないけれど、高校には進学したい」という場合は、スマホの是非について話し合うよりも「高校に進学するためにはどうすればよいか?」という、共通の目標について話し合ったほうがうまくいく、という考え方が参考になりました。2024/06/23
ymir917
2
スマホという便利な利器が世に出て約10数年、手元で便利に情報を調べられるようになったものの、子供への成長の妨げになっていないだろうかと心配になります。同時に私のような大人でさえスマホを手放せなくなっている人も多いかと思います。便利なことは良い面もある一方で悪い面もあると言うこと。依存症になるリスクもあることを常に意識しながら生活していきたいと思いました。2025/03/15
keitakenny
1
タイトルに惹かれて手に取るもの、ちょっと期待外れ 依存脱出の方法より、よく言われるスマホ依存の解説がされている スマホ依存による直接的な不具合や派生的な害がやわらかく挙げられていて、予防解決療法もネットで見られるような範囲 予備軍、軽度、重度とケース別に事例を挙げて、対処の参考にして欲しかった 昔から言われている、その子の成長に合わせてデジタルデバイスの環境を備える 親のデジタルリテラシーも一緒に鍛えるべき2024/09/21
呼吸器内科医K
1
気づき①スマホが依存物の条件をすべて満たすということ。②小学生やそれ以前からスマホを扱う時代になっていること。③ゲーム障害や課金などでトラブルに陥る未成年が少なくないこと。 ToDo①子供の前では原則としてスマホを操作しない。②スマホを持たせる時期を高校生以降にする。③スマホを持たせる際には家庭ルールを作る。2024/08/06